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ezobike 2周年のご報告と感謝


2周年目の活動を無事に終えることができました。ほっとしています。


今年も始めて来ていただいたご家族規模や友達同士のお客様がたくさん来てくださり、その日のうちに転倒する子がいたり、大きくクラッシュしてしまう場面もありました。それでもまた来てくださること、そしてその子を再び連れてきてくださる保護者様の判断に、この場所を続ける意味を強く感じています。


この2年間で見た変化

この2年で印象に残っているのは、子どもたちの 行動として表れる変化 です。

最初は一人で過ごすことが多かった子が、数ヶ月後には仲間と声をかけ合いながら走るようになる。その場面自体は特別なものではなく、ただの一瞬です。しかし積み重なっていくと、確かな変化として見えてきます。


・自転車の不具合が発生したら一目散に直そうとしてくれる子がいたり、

・サチやヴィンスの作業を「手伝いたい」と言って声をかけてくれる子達、

・転んなだ子を広場に連れて行き大人に報告する子もいれば、乗って降りてこれない自転車

 を押して山から下ろしてきてくれる子だがいたり。

・自分の妹や弟ではないけど大人の目が届いてないことに気づいて一緒に遊んでくれたり、

 そばで様子を見ていてくれたり。


誰かに頼まれたわけではなく、その場で自分で判断した行動です。


それぞれがその場の状況を見て、

  • どこまで関わるか

  • 今できることは何か

  • どう動くことが適切か

を自分で選んでいました。


そして保護者様からも変化は見えています。

すぐに手を出すのではなく、近くで見守る保護者様の姿があります。

そして保護者どうしで子どもへの接し方や声かけについて相談している様子もありました。


私たち自身も、ezobikeの活動を通して学ぶことが多くあります。

子どもたちの行動や、保護者様、大人同士の関わり方を見ていると、

自然の中での遊びには、学校や家庭の教育をそっと後押しする力があるように感じています。


無秩序と言いていい森の中では、予想通りにいかないことが当たり前で、

思ったように進まない時間や、思い通りにならない状況に出会います。

その中で、子どもたちは自分で考え、選び、行動し、

ときに仲間と調整しながら前へ進んでいきます。


そうした経験は、教室や家庭、室内遊びや、公園などで言葉だけで伝えるのが難しい種類の学びだと感じています。


教育は答えを渡すことではなく、自分らしい答えの見つけ方を、選べるようにすること。

ezobikeには、その学びが自然に生まれる空気があります。


遊び場からコミュニティへ

ezobikeは、最初はただの「遊びに来る場所」でした。けれど今は、それ以上の存在になっていると思います。

保護者同士、子ども同士、家族同士。関わりが広がり、つながりが生まれ、互いに助け合う関係が自然にできています。

「子どもを預けられる」という感覚が生まれたのは、信頼が積み重なった結果だと思っています。


背景にある個人的な原点

サチ&ヴィンス自身は、外遊びが当たり前の環境で育ちました。山、川、秘密基地、木登り。そこで得た刺激、五感と持ち得る全ての身体能力を使う感覚。そのすべてが今の自分達の土台です。

現在、特に都市部ではその環境がほとんど失われています。地域が子どもを見守る文化も減りました。

だからこそ、自然の中で人と人がつながる場所を続けていく価値があると感じています。


今年もまた一年、ezobikeに関わってくださった全ての方に「この場所を一緒に作ってくれてありがとうございます」を伝えたいです。


来年も変わらず皆さんにideaを伝え時に相談し私たちの頭の整理にお付き合いいただき、挑戦をしていくい1年にしようとお思います。


最後に

ezobikeの活動や子ども達への思いに共感いただいた保護者様やスポンサー様、そして子どもたちへ声をかけたり、手を差し伸べてくれる大人の利用者さんの存在がなければ、この1年間を振り返ったときにこみ上げてくるような思いを自分が抱くことはなかったと思います。

この場所を一緒に育ててくださり、ありがとうございます。

来年も続けます。もしよければ、力を貸してください。

一緒に、ここから先をつくっていけたらと思っています。



 
 
 

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